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てにあまる

1月20日水曜日(うちの犬の14歳の誕生日でした!)、大阪は上本町にあります新歌舞伎座へ『てにあまる』というお芝居を観にいってきました。帰宅後ウィキペディアを読むと、やはり近鉄劇場があった場所に「上本町YUFURA」というビルを建て、その6階に新歌舞伎座として劇場をつくったようでした。近鉄劇場へは独身のころに何度か行きました。記憶が曖昧だけど、劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」とか、白井晃、高泉淳子の「アラカルト」とか観に行ったと思う。いつのまにか(ウィキによると2010年)近鉄劇場はなくなり、新歌舞伎座へこの日、はじめて行きました。

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大阪、兵庫にも緊急事態宣言が発令中で、上演されるのか、上演されても観に行っていいのか、と様子をさぐりつつ考えていました。でも、行ってよかった! 上演してくれてよかった! 希望者にはチケット払い戻しがありました。今回のチケットは初回抽選で第一希望が当たり、10列目の席でした。

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出演は藤原竜也、柄本明、高杉真宙、佐久間由依の4人だけ。演出は柄本明さん、脚本は松井周さん(『レインマン』演出)。

役どころは、柄本さんが家族に暴力をふるっていたDV父親。竜也くんは息子で、いまはIT企業の社長。高杉くんは会社の部下。由依ちゃんは離婚しようとしている妻。

柄本さん演じる父親は逮捕され刑務所に入っていたが、出所し、古いアパートでひとり暮らしをしている。そこへ20年ぶり(?)に息子が訪ねてきて、同居をうながすというオープニング。といっても、ふたりの関係はまったく良好ではなく、親と子のあいだにずっとあった「呪い」がだんだん明らかになっていく。父、柄本さんは終始へらへら、ニヤリとしている一方、息子、竜也くんは過去のトラウマに苦しめられ、どうしようもない怒りと恐怖と不安感をコントロールしようと必死だがコントロールしきれなく、次第にこわれていく。怒りと暴力をふるいたくなる衝動が父親のそれと同じではないかと思い、でも認めたくないのを、父、柄本さんが指摘してくるの、ほんと怖かったし、憎たらしかった。このテーマは最近わたしの気になっているものでもあり、頭と心が大いに刺激を受けました。

竜也くん、冒頭はIT企業社長っぽくシュッとしてかっこいいのですが、どんどんじわじわこわれていき、最後のほうはズタボロ(またか!)になっていきます。柄本さんと竜也くんの演技を生で見ることができて、ほんとうによかった。上演時間は90分ですが、濃かった。(若いおふたりもがんばっていました!)

ラストの意味するところがちょっとわからないので、録画しておいたWOWOW版を観ておさらいしようと思います。

パンフとファイルを買いました。「てにあまる」クリップも(Kちゃんの写真をお借りしました)

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今回もたつ活友、Kちゃんとご一緒しました。ありがとうございました。観劇前後のお茶も食事もなしで、劇を観る目的だけのお出かけでしたが、とても楽しかったです。

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