2021年1月
てにあまる
1月20日水曜日(うちの犬の14歳の誕生日でした!)、大阪は上本町にあります新歌舞伎座へ『てにあまる』というお芝居を観にいってきました。帰宅後ウィキペディアを読むと、やはり近鉄劇場があった場所に「上本町YUFURA」というビルを建て、その6階に新歌舞伎座として劇場をつくったようでした。近鉄劇場へは独身のころに何度か行きました。記憶が曖昧だけど、劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」とか、白井晃、高泉淳子の「アラカルト」とか観に行ったと思う。いつのまにか(ウィキによると2010年)近鉄劇場はなくなり、新歌舞伎座へこの日、はじめて行きました。
大阪、兵庫にも緊急事態宣言が発令中で、上演されるのか、上演されても観に行っていいのか、と様子をさぐりつつ考えていました。でも、行ってよかった! 上演してくれてよかった! 希望者にはチケット払い戻しがありました。今回のチケットは初回抽選で第一希望が当たり、10列目の席でした。
出演は藤原竜也、柄本明、高杉真宙、佐久間由依の4人だけ。演出は柄本明さん、脚本は松井周さん(『レインマン』演出)。
役どころは、柄本さんが家族に暴力をふるっていたDV父親。竜也くんは息子で、いまはIT企業の社長。高杉くんは会社の部下。由依ちゃんは離婚しようとしている妻。
柄本さん演じる父親は逮捕され刑務所に入っていたが、出所し、古いアパートでひとり暮らしをしている。そこへ20年ぶり(?)に息子が訪ねてきて、同居をうながすというオープニング。といっても、ふたりの関係はまったく良好ではなく、親と子のあいだにずっとあった「呪い」がだんだん明らかになっていく。父、柄本さんは終始へらへら、ニヤリとしている一方、息子、竜也くんは過去のトラウマに苦しめられ、どうしようもない怒りと恐怖と不安感をコントロールしようと必死だがコントロールしきれなく、次第にこわれていく。怒りと暴力をふるいたくなる衝動が父親のそれと同じではないかと思い、でも認めたくないのを、父、柄本さんが指摘してくるの、ほんと怖かったし、憎たらしかった。このテーマは最近わたしの気になっているものでもあり、頭と心が大いに刺激を受けました。
竜也くん、冒頭はIT企業社長っぽくシュッとしてかっこいいのですが、どんどんじわじわこわれていき、最後のほうはズタボロ(またか!)になっていきます。柄本さんと竜也くんの演技を生で見ることができて、ほんとうによかった。上演時間は90分ですが、濃かった。(若いおふたりもがんばっていました!)
ラストの意味するところがちょっとわからないので、録画しておいたWOWOW版を観ておさらいしようと思います。
パンフとファイルを買いました。「てにあまる」クリップも(Kちゃんの写真をお借りしました)
今回もたつ活友、Kちゃんとご一緒しました。ありがとうございました。観劇前後のお茶も食事もなしで、劇を観る目的だけのお出かけでしたが、とても楽しかったです。
2021年はじまり
2021年、はじまっています。
元日の朝も、いつものように犬の散歩に出ました。そしたら、東に向かってスマホ写真を撮っている人たちがいて、初日の出の時間だ!と気がつき、わたしもパチリ。
息子のバイト先からお菓子をいただきました。赤い風呂敷で包んであって、こんな熨斗。
ふたをあけると、こんなの。チーズケーキ、ティラミスなどなど。おいしくいただきました。息子は3日に六甲へもどりました。
5日にリーディング納品。その後、「名古屋フィギュアステートフェスティバル」視聴。豪華メンバーで、楽しかった。
希望がもてない毎日で、ニュースを見るたびに気持ちがふさぎます。毎年、年始にはなにかしら、1年の目標のようなものをこのブログに書いてきましたが、今年は思いつかない。仕事もうまくいく気がしない。昨日も、持ち込みしていた本をほかの先生が訳されることがわかり落ち込み中(尊敬するあこがれの先生なので、本にとってはそのほうがよかった!)
そんなわけで、「1日、1日、ストレスをできるだけ軽減して、365日生き延びる」を目標にしようと思います(なんやそれ)。
とはいえ、えべっさんにはお参りし商売繁盛をお願いしてきました! いつも混雑する西宮えびすは回避し、地元の分社へ行きました。検温、手指消毒、前の方と距離をあけるなど対策ありでした。
みなさま、今年もよろしくお願いします。
12月に読んだ本
12月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:529
ナイス数:10トリニティ、トリニティ、トリニティの感想
「トリニティ」が指す複数のことがらをからめて、からめて、からめとりながら話が進んでいく。病気なのかテロなのか、老人たちの行動が鮮烈で、読後も頭から離れない。意思をもってやっているのでしょう、と熱い気持ちで確かめたくなる。
読了日:12月19日 著者:小林 エリカビリー・ジョーの大地の感想
1934年から1935年のオクラホマ州パンハンドル地方。大恐慌の時代で、とくにこの地域は旱ばつ、日照り、土嵐のせいで農耕も日々の暮らしも苦しめられています。14歳のビリー・ジョーはピアノが得意で、つらいときもピアノが気持ちを明るくしてくれるのですが……。あらゆるものにまとわりつく砂埃の先に光が見えてくる、最後のほうの章がとてもよくて感動します。
読了日:12月03日 著者:カレン ヘス
読書メーター
12月に観た映画
2020年12月に観た映画は1本。
『蜜蜂と遠雷』のみ。
恩田陸さんの原作はけっきょく読んでいません。
汚い革靴をはいている少年、風間塵、どこかで見たことあるなーと思ったら、『MIU404』の成川くんだった。
12月の日記2
(まだ残っている2020年12月の日記)
12月24日、一時帰国者をむかえに関空へ行ってきました。公共の交通機関を使えないということなので、2時間かけて運転していきましたよ。
せっかくはるばる行くのだから、関空限定のお菓子とか買いたいと思ったのですが、ご覧のとおり、おみやげもの屋さんはクローズ。コロナめ。
空港内、閑散としていました。人はほとんどいません。まったく「密」ではありません。
入国手続きに時間がかかっていたので、待っているあいだうろうろしていたら、クリスマスツリーはありました。こちらANAさんの。
こちらはJALさんの。
関空でなにも買えなかったのですが、帰りに立ち寄った泉大津PAで、大阪ガトーショコラなるものを購入。クリスマスの用意を何もしていなかったので、帰宅後これだけ食べました。まあまあおいしかった。本格ガトーショコラはもっとおいしいだろうけどな。
この日から2週間、一時帰国者は自宅隔離生活を送りました。それもぶじ終了。
佐野元春TOUR2020
2020年12月21日、大阪フェスティバルホールで、佐野元春&THE COYOTE BAND「Save it for a sunny day」ツアー20202に行ってきました。
新型コロナ感染予防対策として、検温、アルコール消毒、チケットの半券に名前と連絡先記入、座席は両隣1席あけて半分のキャパ、マスク着用、声は出さないなどなどの約束があっての開催です。Mさんとご一緒しました。13列目。あっきーサイド。
クリスマスソング「みんなの願いかなう日まで」の歌詞で「いろんなことを知って/いろんなことがあって/みんな今ここにいる」とあるのですが、ほんとにこれ胸にしみて、よくぞ開催してくれたという気持ちになりました。
特別なライブでした。2020年のつらかった1年とともに、きっと一生忘れない。これまで何度もライブに行きましたが、スタッフの名前をひとりひとり紹介したのははじめてです。バックステージの人たちや、客席の上のほうにいる音響さんや照明さんまで。ステージ上のアーティストだけでなく、これだけたくさんの関係者が今年、仕事ができなかった、収入がなかったのだということですよね。元春のMC「このライブはアーティスト、スタッフ、オーディエンスのチャレンジだった」。あの場、時間を共有できてとてもよかったです。
セットリスト。
このライブのあと、12月23日と28日に、最後の『佐野元春40周年記念フィルム・フェスティバル』配信を視聴。コヨーテバンドとの音響ハウスでのライブ。新曲「CITY BOY BLUE」披露を含む。
2020年の推し活動はおしまい。2021年も邁進します。
12月の日記1
あけましておめでとうございます。2021年、はじまっていますね! 今年もよろしくお願いします。
2020年12月の日記がまだでした。4か月ぶり(?)に、いつもの藤原竜也ファン友Kちゃんと「おうちでたつ活」を開催。
2回にわたり、WOWOWで放送されたドラマ『太陽は動かない』全6話を鑑賞。藤原竜也くんは鷹野一彦という、親から捨てられた子や虐待を受けていた子をエージェントにする組織、AN通信の一員。ここのエージェントはみんな心臓に爆弾をうめこまれていて、組織への連絡をしないと爆発するという(なんちゅう設定や)。安藤政信さんが先輩エージェント、竹内涼真くんが後輩エージェントで、それぞれとのからみがなかなかおもしろかった。市原隼人さんのシーンもハラハラさせられました。映画もあるのですが、劇場公開日がコロナで延び延びになり、2021年3月5日になりました。公開日を聞いたとき、さすがにそんなに先なら落ち着いてるよねーと思ったけど……。
藤原竜也くん主演ドラマが1月12日から始まります。『青のSP(スクールポリス) 学校内警察 嶋田隆平』(タイトル長い)。アクションものが続きますね。楽しみです。録画予約しておかなければ。
今月はお芝居の大阪公演チケットがとれているのです……ぶじに上演されますように(祈)
Kちゃんからおみやげ、いつもお心遣いありがとうございます。
九度山の柿、真田幸村に想いをはせながらおいしくいただきました!
幸せを運ぶお菓子、ポルポローネ。ほろほろおいしかったです。ほとんど年末帰省した息子のお腹のなかへ(笑)
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