大人のファンタジー読本できました
やまねこ翻訳クラブがはじめて本を出しました!
『大人のファンタジー読本 未知なる扉をひらく180選』(やまねこ翻訳クラブ 編/マッグガーデン)です。表紙は←左を見てくださいね。
やまねこ翻訳クラブというのは、オンライン上のクラブで、児童書、それもとくに翻訳ものを好きなメンバーが集まっています。わたしは、発足当時からの会員で、この十年弱、このクラブとともに歩んできた……という感じ。発足したころは、翻訳の仕事についているメンバーはほとんどいませんでした。みんな、ひたすら本を読んで、感想を書いて、オンラインの勉強会をして……あれから、ずいぶん、たくさんの仲間たちが翻訳者としてデビューしました。感慨深いです。
で、そのやまねこ翻訳クラブのメンバーたちが、いつか、わたしたちの本を出せるといいなあと、漠然と夢を語り合っていたことがありました。それが、今年の春、出版社から持ちかけてもらった企画にのり、実現したのです。
このあたりの経緯、ご興味のあるかたは、メルマガ「月刊児童文学翻訳」の2006年10月号と11月号のバックナンバーを読んでください。
さて、ブックガイドが人気の昨今、この本は「ハリポタ、ナルニアは読んだけど、次に読むのによさそうなファンタジーない?」という人にぜひ見ていただきたいです。わたしも6作品ほどの紹介記事を書いています(これってファンタジーなの?というようなライン上の微妙な本が多いですが(^^;))。この企画を中心になって進めてくださった方、出版社との交渉をしてくださった方、180作のレビューをとりまとめてくださった方、そして45人の執筆者たち、たくさんの人たちの思いのこもった本です。タイトルにあるように、大人の読者を対象にしています。よかったら、ぜひ手にとってご覧いただければ幸いです。
昨日、この本とも関わりのある人たちと4人で、大阪・梅田でお昼を食べてきました。すごく久しぶりに会う人や遠方からの人もいたりして、短時間でしたが、すごく楽しかったです。じつは、このところ、子どものこととか、いろいろ気になることがあって、ちょっと心が疲れていました(うちにもどると、またもとどおり、疲れちゃってるんだけど(^^;))。昨日は翻訳の話や本の話を思う存分できて、すごく気分が晴れました。ありがとうございました!
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コメント
いろいろお忙しいときにありがとうございました。おかげさまで、私もリフレッシュできました。
投稿: ベス | 2006/12/01 12:16
ベスさん
タイトなスケジュールのなか、時間をつくってくださってありがとうございました。おもしろい話がいっぱいできて、ほんと楽しかったです(*^^*)。
投稿: ちここ | 2006/12/01 13:23